ツリーハウス つくりました パート2
おはようございます 松原です。
先回書いたブログ、ツリーハウスを実際に自分達の手で組み立てた記事を書きましたが、
その裏では、普段では経験できない2泊3日のサバイバルな日々を過ごしてきましたので
今日は、そのあたりに焦点を当てていきたいと思います。
こんな感じでできていったわけですが・・・・・
ただ、ここの山は、本当の山の中。
ツリーハウスのイベントのために切り開いたわけでもなく、整備されているわけでもなく。
電気は少しの太陽光パネルと蓄電するための車のバッテリー(これにはおどろきました)
ただ、プラケースに入れて保護しているだけですので、雨が続けばご覧のとおり。(冷や汗)
当の施設主は、「あ~ こうなっちゃったか~ あははははは」 なんて感じ。
でも、このバッテリーが飛んだら、懐中電灯だけで夜飯を食べなければならなくなります。
おそろしや!
炊事場 ここで毎回ご飯を自分達で作って食べていました。
メニューは、かぼちゃ汁 かぼちゃ炒め ちゃーはん ピザ といったシンプル料理
基本すべては、文明の元となる 火 をつかいます。
当然IHやガス、灯油なんてものは使いません。
夕食のたしに、栗を拾いに・・・・・ 自給自足です!
やまぶどうも食べました。これが結構ぶどうでした。 昔は、食べるものがないときは、この汁を吸ってしのいだそうです!
基本は、火 火 火 ここにいる間に、火の扱いとまき割りがとてもうまくなりました。これほんとうに!
火で料理! ちゃーはんつくってます。
ここでは、お金を払っている参加者は『お客様』ではありません。
自然の中での生活の体現者として扱われます。あれこれ、指示されます。笑
照明は、全てこんなんです。ビンの中に電球をいれて、ふたをするだけ。
つづいてピザづくり 生地からこねます。
みかけによらず、設計の佐野さんは経験者。家でもつくったりするそうで、ものすごく手際がよい。
今回少しおどろいたのは、佐野さんがけっこう 野生児OK だということでした。(アウトドア好き)
いっぽうで、板金工事業のKさんは、料理しない初心者 笑
ピザソース なんてないですから、トマトをつぶして塩だけいれた、純トマトソース
ピザ釜がどっかに隠してあるのかと思いきや、やっぱりドラム缶
しかし、出来上がりはこのとおり! めっちゃおいしい・・・・
7枚ほど皆で食べましたが、最後の2枚ほどは、灰の味が半分くらい・・・・汗
いや~ でもおいしかった。
味がどうのうというより、こうして生地からこねて、電化製品を一切つかわず
できあがったピザを、皆で食する時間がよかったのですかね???
二日目の午後~は、すこし自由時間をいただき、森の中の竹デッキで2時間ほど、
のんびりと瞑想に浸りました。
空を見上げると、こんなんです。
そうこうしていると、うぃーんうぃーん うるさい音が。
薪を確保するためと森の持続のために、杉の木を伐採しております。
基本的に、杉は人工林。昔日本政府が、全国の山々に将来の林業のためにと杉をめちゃくちゃ
植えました。それが今では、密林過ぎて、間伐しなければならない問題や、花粉症の問題、
そもそも、道路が整備されていないような山林に植林しても、大きくなった木をどうやって
運ぶの?コストがかかるわで日本の林業全く手付かず・・・・ ってことが一部でおこってます。
「たおれるぞ~」 とは叫んでいませんでした。がっかり!
でも、近くでみると迫力あります。
そして、その杉をきざんで、かついでかえる、その姿 「山の男」ってな感じで
あまりにもかっこよい後姿を、ぱしゃり。
最終日は、蟻組みという木と木をつなぐための継ぎ手の実践。
現在は、ほとんど工場でプレカット(事前加工)して、現場で組み立てる仕組み
になってますが昔は大工さんが、こうして手で刻んでいたんですね~。
これを一箇所やるのに≒1時間ほど
手で刻もうと思うと、何年かかるねん? というより、できません!
昔の大工さんはすごかったんですね~
手刻みの時代には、大工さんが多く必要だったのもうなづけます。
エムズでも、手刻み世代の大工さんが数名おりますので、
こういった大工さん達に、次の世代へ技術を継承していく機会が必要かもですね。
ただ、今回いろいろ体験して思ったことは、被災した際、インフラがなくなった場合に、
どのようにして生き延びるのか?ということを考えさせれたと同時に、
こうした経験が役に立つのだろうと、おぼろげに思ったりしました。
こうしたことが役に立つ状況にならないことを願いますが、
いかに、毎日の普通の暮らしが便利で快適で合理的なんだろう。
そんなことを、身に染み入るほどに感じた3日間でした。
最後に お風呂でのはなし
五右衛門風呂かと想像し、ドキドキしてましたが、桧の浴槽がちゃんとありました。
お風呂は昔ながらのボイラー式。このときだけは発電機を使います。
ただ、サーモスタットなんてありませんから、温度調整は勘任せ。
もちろんシャワーもありません。
初日はとても快適な、体感湯温 41℃(予測) で熱めが好きな松原はとても満足でした。
ただ、二日目の気温はとても寒くなり(15℃くらいと予測)、そんな中、裸になっていざ
はいろうとしたら、とてもじゃないが入れる温度じゃありません。45℃くらいあったかと。
後の談で 「あ~ あつかった? ちょっと沸かしすぎたのかぁ ははははは・・・」
15℃になろうかという気温の中、震えながら、やけど寸前の熱湯を少しずつ浴びながら
暖を取り、浴槽の熱湯を水で薄めながら5分ほど過ごしました後、ようやく湯船に
つかることができました。
入る前に、湯加減を見るべきでした。
日々便利に暮らしていると、見えなくなることがたくさんあるんだな~ と。
最後のしめとして。
決して快適とはいえない、サバイバルな3日間でしたが、
日ごろ見えなくなったものが多く見え、得られものも多くありました。
(でも、もう絶対二度と行かない!笑)
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